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華やかできらびやかなもの。白鳥の羽根で作った筆を用いて、
繊細で流れのある造形を作り、瞬間の美しさを永遠に留めた。

点に浮かぶ無数の星の川。日本では数少ない旅鳥であるヤマショウビンの羽根で作った筆を
用いて、「墨の流れ」と「ときの流れ」を表現し、果てしない壮大な宇宙の物語に思いを馳せた。

中身が充実して飾り気がなく、心身ともにたくましいさま。
ジャングルコックの羽根で作った筆を用いて、奇をてらわずに素直に筆の赴くままに表現した。

松尾芭蕉の奥の細道より。月日というのは、永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、来ては去り、去っては来る年もまた同じように旅人である。白鳥の羽根で作った筆を用いて、何事にも逆らうことなく飄々とすべてを受け入れるが如く、自然に表現した。

百人一首第4番山部赤人の和歌。富士山の美しい景色に感動して詠んだ歌とされている。田子の浦（現在の静岡県の海浜）に出てみて、はるか遠くを眺めてみると、富士の高い峰に、それは真っ白な雪が降り積もっている。百人一首の中に登場する言葉を日本の暦二十四節気七十二候に置き換えたシリーズ。日本の四季と伝統を平仮名の言葉選びにより、新しい印象を持たせた。「たか＝立（た）夏（か）＝立夏（りっか）」